
日本における母の日はアメリカから伝わったものですので、日付や祝い方などはアメリカの母の日のものとほとんど同じです。
日本やアメリカ以外の国にも母の日はありますが、日付や祝い方は国によって異なります。
本記事では世界の母の日の祝い方を紹介したいと思います。
世界の母の日
世界の主な国々の母の日の日付と祝い方はそれぞれ以下の通りです。
国 | 日付 | 特徴 |
---|---|---|
アメリカ | 5月第2日曜 | 母親への感謝を表し、カーネーションを贈る |
イギリス | イースターの2週前の日曜 | 毎年母の日が変わるためよく忘れられる |
アイルランド | イースターの2週前の日曜 | – |
オーストラリア | 5月第2日曜 | 母の日には「菊の花」を贈る習慣がある |
中国 | 5月第2日曜 | アメリカ、日本と同じ5月第2日曜が母の日となる |
韓国 | 5月8日 | 母の日は「オボイナル」と呼ばれる。現金を贈るのが一般的な贈り物 |
台湾 | 5月第2日曜 | 母の日は最もポピュラーなお祝いで、年間の贈り物が最も多くなるのが母の日 |
タイ | 8月12日 | 王妃の誕生日が母の日となっており、王妃の生まれた金曜日の色「水色」の服をみんなが着る。 |
メキシコ | 5月10日 | – |
ハンガリー | 5月第1日曜 | – |
フィンランド | 5月第2日曜 | 母の日の母親への朝食を運ぶ。小さなバラを贈る習慣がある |
ルーマニア | 3月8日 | 「女性の日」として、母親に限らず女性にプレゼントを贈るという習慣がある。 |
エジプト | 3月21日 | – |
アルゼンチン | 10月第3日曜 | 季節の花束を贈る。知人同士で「母の日おめでとう」という風習がある |
世界には色々な風習がありますね。
アメリカの母の日は日本と同じで、5月第2日曜にカーネーションを贈ります。
イギリスはイースターの2週前の日曜日が母の日と定められています。イースターが移動式の祝日(3/21-4/24)ですので、その2週間前の日曜日とややこしくなっており、多くの人が母の日を忘れてしまい風習としての根付きはいまいちのようです。
アイルランドもイギリスと同じような状況のようです。
変わっているのはオーストラリアや韓国で、オーストラリアでは母の日に菊の花を贈るようです。日本では菊の花と言えばお葬式などで贈られる花ですので衝撃的ですね。
韓国では現金を贈る習慣があるようです。儒教の国で目上の人に対して現金を贈るのは失礼にあたるようにも思えますが、そのようなことは気にしない用で、現金が最も喜ばれるプレゼントのようです。
台湾やタイでは、1年で最も盛り上がるお祝いと言われており、特にタイではみんながイメージカラーの水色の服を身に着けるということで、ぜひ見てみたいですね。
アルゼンチンでは、母の日に知人に会うと「母の日おめでとう」と声をかけあうようで、母の日をお互いに祝福するという習慣があるそうで素敵ですね。
世界には様々な習慣がありますが、母親を思う気持ちは万国共通のようで各地で思い思いのお母さんへの感謝のお祝いをしているようです。