「親孝行したいときには親はなし」とはよく言ったものですが、親が亡くなった時に最も後悔するのが、全然親孝行をできなかったということです。
いざという時に後悔をしないよう、親孝行のために日頃から心がけた方が良いことを紹介します。
親孝行をしておけばよかったと後悔しない方法
- 感謝を言葉で伝える
- できるだけ実家に顔を出す
- 電話で声を聞かせる
感謝を言葉で伝える
日本人は感情を表すのが苦手でシャイだとよく言われます。家族であるとなおさら面と向かって「ありがとう」と伝えることが恥ずかしい人は多いでしょう。
それでも親に何かがあった時のことを想像して、出てくる言葉や感情は何でしょうか。
多くの人が「ありがとう」といった感謝の言葉を思い浮かべたのではないでしょうか。
産んでくれたこと、育ててくれたことに感謝を持つというのは極めて自然な感情です。
万が一死に目に会えなかった時には、ありがとうと伝えることもできません。離れて暮らしている場合はなおさらです。
何かがあってからでは遅いので、ぜひ普段から、難しければ、せめて母の日や誕生日などの節目のタイミングでは、お父さんお母さんに「ありがとう」を伝えましょう。
できるだけ実家に顔を出す
頭ではわかっていても、やっぱり面と向かって「ありがとう」と伝えられないという方は、できるだけ顔を出すことから始めましょう。
就職をした後、親と別居していると親に会う必然性がなくなってくるので、どうしても会う頻度が少なくなります。
親はいつでも会いたいと思っているので、「親に会う」というのは最大の親孝行の一つです。
実家が近ければ、親孝行をしたいと思った時に簡単にできるので、ハードルの低い親孝行であるといえますね。
お盆や年末年始だけ実家に帰っていた人が年に数回でも回数を増やすことでも、親孝行になります。
孫がいるときは一緒に連れて行くとさらに喜びが増しますので、ぜひ連れて行きましょう。
電話で声を聞かせる
会いに行こうにも実家は遠いから、まとまった休みが無いと無理という方は、声を聞かせるだけでも親孝行になります。
用事があるときにかけて少し近況を聞くでも良いですし、用事がないときにかけて「何をしている?」と話をするでも、両親は喜ばれるでしょう。
今は携帯電話もありますので、ボタンひとつで話ができる時代です。
頼りが無いのは元気な証拠といいますが、あまりに連絡がないと、多くの親は寂しいと感じるものです。
時間があるときや、ふっと思い立った時で良いので電話をすると親孝行になります。
重要なのは気持ち
お祝いの時と同じですが、両親にとって嬉しいのはものや金額ではなく、気持ちです。
気持ちを表現する手段として、「会いに行く」とか「電話をする」という行動があるわけですね。
仕事がどんなに忙しくても、親への感謝の気持ちがあれば自然とどのような行動を取るべきか見えてきますので、その行動をとると良いでしょう。
「何も話さなくても、気持ちは伝わる」というのもあるかもしれませんが、行動をとることで気持ちは伝わりやすくなったり、より伝わるようになります。
何かがあってからでは遅いので、ぜひ日頃から親孝行を通じて両親に感謝を伝えましょう。